夜の九份

【活動日誌】台湾大喜利合宿⑨〜”たゆたってる”~


需要があってからつくりはじめるってのはもう遅いんですね。つくってる時間に需要が変わっていくんですよ。だから需要がないモノをこそつくるべきなんです。ゴッホが生前から評価されていたら、彼はあの素晴らしい絵をあれだけ我々に残してくれたでしょうか?答えは皆さん、ノーなんですよ。 だからね、我々も半年前に行った台湾旅行記をこうして書き続けるんです。需要は本当にないみたいなんですけどね。本当に台湾旅行記ばかりがアクセス数を稼げないみたいなんです。これミュージシャンのタカハシヨウが言ってるってんだから驚いてしまってね。本当みたいですよ……………

 

じゃがゴッホ「ジャガイモを食べる人々」(1885年)

 

こんにちは、ドングリとエビクラゲのタグマです。元気でやっています。最近あった出来事といえば、満島ひかりと鎌倉にデートに行けなかったこととか、僕が満島ひかりと同棲している阿佐ヶ谷の安アパートが存在していないこととかですかね。

 

前回の台湾旅行記は九份というめちゃめちゃの観光地の中にひっそりと住宅にまぎれて店を構えていた黄金博物館の話でしたね。読んでない方はここから読めるので読んでから帰ってきて下さいね、僕のもとへ。あと読む・読まないに関わらず歯はきちんと磨きましょう。2回しか生えないですからね、一生で。4回ぐらい生えてもいいと思うんですが、やっぱ40歳とかになって生え変わりの時期がきて、まじめな商談中に歯が抜けてる、なんてのは恥ずかしいですからね、そういう恥ずかしさを回避するために人間は歯が2回しか生えない動物に進化したんでしょうね。   さて、楽しかった九份も、後半です。九份、やはり本当に綺麗ですね。僕らのようなバカな観光客さえいなければね…

階段 我々は鬼が飲むために設計されたかのようなバカでかいタピオカジュースをパンフレットの通りすすります。

タピオカ2

鬼のようなタピオカを飲む馬クソ、そしてイノワキ

そしてパンフレットの通り集合写真も撮るのです。 集合2

 パンフレット通りの集合写真。左からイノワキ、タカハシヨウ、タグマ、馬クソ、そして原

ここで写真をとってくれた中国人が、「お前ら兄弟か?」と何度も聞いてきました。

僕は<中国人にとって日本人は皆同じ顔に見えるのだろうか…あと兄弟だということを確認して彼に何のメリットがあるのだろう…兄弟である人々を発見する度にポイントが10ポイントもらえて、2000ポイント溜まったら2000円分のお買い物券として使えるのだろうか…>
などと考えながら「NO」と言い続けました。

 

でも、考えてごらんなさい。 テレビで放映される中国人のイメージ、我々はそれを中国人全員に適用してしまうことが多々あるではないですか。我々日本人の方こそ、中国人が全員同じ顔に見えているのではないでしょうか…世界は相対的にできています… 写真を撮ってくれた彼は、そんなメッセージを我々に伝えていたのかもしれませんね…

彼に「シェイ×2」と告げた我々は、オカリナをピロピロ吹きながら観光客の海の中を泳いでゆきます。

原がタピオカ屋について言及している超貴重音源はこちらです。

 

おや、イノワキが台湾の伝統的な衣服に興味を示しました。 イノワキは、変なところで強情です。 台湾初日の夜、バウ爺の店で他の食べ物を食べているのに、しきりに「ラーメン食わね?」と繰り返し、原に結構本気で説教されていたのはこのブログを読んでくれている人ならわかるはずです。(読んでない人はここからネ)
さらにその後夜市に行ったときも、マンゴーかき氷が食いたい食いたいと、バカの一つ覚えのように繰り返していました…

 

さて民族衣装に取り憑かれたイノワキ、ちょっと目をはなすと、なんと試着までしています。本当に買う気みたいです。その間僕と原は台湾の味のする鳥の足をぺろぺろ…ぺろぺろ…と舐めつづけていました。 そして悩んだ末、イノワキは民族衣装を購入したようです。値段を聞くと、結構したようです。まあ、これで満足してくれたなら僕も幸せです。 ちなみに半年たった今も、僕はイノワキがその民族衣装を着ているのを見たことがありません。あの衣装はどうなったのでしょうか。

もしかして彼は後悔しているのでしょうか。

 


 

日が暮れかける九份、パンフレット通りの道をゆく我々は、夜になりかけたところで再び素晴らしい九份のイメージに出会うことができました。いやあ、人はバカみたいに多いけど、確かに綺麗ですね。

夜の九份

日の暮れかかる九份(足下には本当に汚い犬が2,3匹います)

この一番有名であろう階段を、人々は下りていきます。僕らも普通に下りた後、”上にめっちゃ用事がある人”を装って、「すいません、ちょっとすいません、」「はい、はい、わかりました、すぐ行きます(電話を耳にあてながら)」「急いで、急いで!マジで!」とか言いながら人ごみをかき分けて駆け上がったりして遊びました。

「湯婆婆的湯屋」なる店もありました。便乗してますねえ。湯婆婆的では全然なかったですね…。何かカフェっぽい店でした。

ゆばーば

千と千尋の神隠しって「神隠少女」っていうんですね…

 

 

やっと人ごみから抜けた我々を待っていたのは、母なる海でした。 傾く夕日に染まる水面に、我々はさすがに綺麗ダナ、ここまで歩いてきてよかったナ、と思いました。 ここで私、タグマが海の沖の方に舟を発見します。その時の様子を捉えた超貴重映像を公開します。以下になります。

出演:タグマ、馬クソ、イノワキ、原  撮影:タカハシヨウ

そうです、舟がたゆたっていたのです。あそこまでたゆたっているなんて… この「舟のたゆたい」だけは、パンフレットには書いてありませんでした。ここに、パンフレットには載っていない、旅の本当の楽しみがあったのではないでしょうか…

……… 「たゆたう」、と言いたいがために、人ごみの中でここまで騒いでしまいました…

 

 

ぽつぽつ…ぽつ… ぽつぽつポツ……

雨が降ってきました。 我々の中で合羽を持っているのはタカハシヨウだけです(この男、雨を予想してコンビニで買っていました)。

この一枚の合羽に5人で入って獅子舞みたいにして階段を下りていこうとしましたが無理でした。 図にあらわすとこんな感じです。 ししまい

 左から原、馬クソ、タグマ、タカハシヨウ、そしてイノワキです

我々は、タクシー乗り場(HLT=ホルモンレタストマトが待っているはずです)へと向かいます。雨はすぐ止みました。 それでも僕らは病気なので、歌ったりふざけたりしながら暗くなった道を歩いてゆきます。

タグマ「ねえ原、あれってさ、When I was young I’d listen to the radio Waitin’ for my favorite songs.じゃね?」

→カーペンターズを歌う原とタグマの超貴重音源はこちら

 

タクシー乗り場に戻った我々はふたたびHLT(=ホルモンレタストマト=タクシーの運転手)と出会うことが出来ました。

帰りのタクシーは、とりあえず台北駅の方向へ向かってくれています。 夜ご飯を食べる店を探していた我々はHLTにオススメの飲食店を紹介してもらうことにしました。

 

タカハシ「イノワキ、HLTにオススメ聞いてくれ」

イノワキ「ワットイズ、ユア、リコメンド?」
HLT「??」
イノワキ「ヨルゴハン!バショ!」
原「伝わんねえだろ」
HLT「サッ(スマホを取り出し、音声で翻訳してくれるアプリを起動してくれる)」
一同「おお〜」

…文明の力を持ち出してきました。どうやらスマホの翻訳アプリで意思疎通をとろうとしているようです。頭がいいですね。ここから、イノワキとHLTのスマホを介したコミュニケーションが始まります。 ちなみにこの時のタクシーの席は、助手席にイノワキが座っているので、基本的にHLTとコミュニケートできるのはイノワキしかいません。我々はイノワキを見守ります。

席順タクシーの席順です。

  HLT「(スマホに)×○△◎×」
スマホ「寧夏ナイトマーケット」

タグマ「昨日行ったとこだ…昨日行ったって伝えてくれ。」

イノワキ「(スマホに)昨日、すでに、行きました」
スマホ「×△√αβ」

…ちゃんとした中国語に翻訳されているのか不安です。HLTが何の反応も見せません。

 

イノワキ「(スマホに)台北駅の近くに、安くておいしいお店はありますか?」
スマホ「×◯△●」
HLT「(スマホに)××○△」
スマホ「その他のナイトマーケットは少し遠くに台北駅からである。」

…翻訳された日本語は変だし、まだナイトマーケット(夜市)の話をしています。この運転手はどうやら我々がどうしても夜市に行きたがっていると思ってるようです。

 

イノワキ「(スマホに)ナイトマーケット(夜市)ではなくて、お店が、いいです。」
スマホ「◯●△×√σ」
HLT「(納得した顔)」
原「伝わった!すごいな文明」
馬クソ「すげえ〜〜」

…おお、伝わったようです。さあイノワキ、お店を聞き出してくれ…

HLT「(スマホに)√α●△Σ」
スマホ「ナイトマーケットの終了後」

…またですか。ナイトマーケットはもういいって言ってるじゃないですか。

この運転手は旅行者にナイトマーケット探訪を斡旋し、その斡旋料として政府から10ポイントがもらえ、2000ポイント溜まると航空会社のマイルとして使え、家族を旅行に連れて行けるのでしょうか。そして9月はポイント2倍セールでもやっているんでしょうか。

 

 

イノワキ「(スマホに)意味…意味が、わかりません。」

…イノワキもイノワキです。大事な一回を感想で使いました。ポンコツ野郎です。しかもスマホに認識されません。

タカハシ「もう進まねえよ…ちゃんとやってくれ…」

HLT「(スマホに)●σΣ△×ω」
スマホ「食べた後、それを飲むためにいくメートル」

 

…「それを飲むためにいくメートル」??

突然距離の尺度が出てきました。”飲むためにいくメートル”先に何があるというのでしょう。”飲むためにいくメートル”は何センチメートルなんでしょうか。クロールで”飲むためにいくメートル”泳げたらプールカードにハンコが貰えるのでしょうか?そのハンコがすべて溜まったら近所の駄菓子屋で使える300円券がもらえたりするのでしょうか……..

 

イノワキ「もうどうすればいいんですか…???」

タカハシ「本で店探してそこに向かってもらうようにしろよ」

イノワキ「(スマホに)いまから、僕が、本で、お店を探..探すので、」

…噛みました。大事な一回を無駄に使いました。もしかしてポンコツなんでしょうか。

 

タカハシ「イノワキいいかげんにしてくれ…」

イノワキ「(スマホに)僕が、いまから、本で、お店を探すので、そこの、場所まで、連れて行ってもらえますか」
スマホ「×√◯▶Σω×」
HLT「台北駅?OK」

 

結局台北駅に行くことになった…………

苦労した末、特になにも変わりませんでした。

 

しかしその後、HLTが英語のわかるっぽい奥さんに電話し、意思疎通をしていただき、無事に本で選んだ店にたどり着きました。   雰囲気の良い台湾の居酒屋みたいな店に着き、我々は同じ味のする料理をいっぱい食べて、ビールをいっぱい飲みました。 みせ2

台湾居酒屋ではしゃぐイノワキ、そして馬クソ。

薄いめん

オシャレ上級者のインナーより薄い味のラーメン

そこでのお話はプライベートな話すぎてここでは載せられません…

ですが少し言うと、ねーうしとらみたいな感じで皆で“自分の親族にまつわる感動話・不幸話”をして盛り上がりました… 原が弟と喧嘩して仲直りした感動エピソードを長々と話し、涙をこぼしていたことだけは報告しておきましょう。

原なき2弟との感動エピソードに思わず涙を流す原。

さて、波瀾万丈の台湾2日目がやっと終わりました。需要のない台湾旅行記、次回はあるのでしょうか…?!


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独特の言語センスからメンバー内の流行を生み出す教祖。
即興に強く、フリップには何も書かずにとりあえず挙手する。
流れやルールがあるととにかく壊したくなる病気にかかっている。