バウ爺

【活動日誌】台湾大喜利合宿③~バウ爺〜


小学校の頃の担任の先生を見かけたけど多分向こうは覚えてないだろうから話しかけることはせずに、ちょっとドキドキして見ている状態。
そんな状態が生まれるくらいなら学校の担任制度なんて廃止すべきだと思いませんか?

みなさんこんにちは、大喜利集団ドングリとエビクラゲのタグマです。

まだまだエビクラゲは台湾での旅行記を皆さんに伝え続けます。
え?しつこいって?
お前が産声を上げた瞬間の母の喜びを表現した絵画を制作してやろうか?

 

今回は初日のホテル到着〜夜ご飯までの旅行記です。

バスの中で僕とイノワキがタカハシヨウ、原、馬クソに

後頭部をパッシンパッシン…パシン…パッシン…パッッシン…ペチン
と叩かれ続けていると、ホテルに着きました。
ちなみにこの旅行は終日自由行動で最初と最後だけバスで空港まで送ってくれるというエビクラゲメンバーにはぴったりのツアーです。

 

さて、タグマには気になる事が一つ。

台湾経験値が1のタグマ母は、出発前に一言

 



 
「台湾、トイレの紙流せないから気をつけてね。」

 

なんということでしょう。大変な国に来てしまったようです。

 

しかし台湾はGDP(国内総生産:国内の生産活動による商品・サービスの産出額から原材料などの中間投入額を控除した付加価値の総額)の世界ランキングで25位の国です(参照→http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpd.html)。

25位のこの国でもトイレに紙を流せないほどの過酷な住環境に晒されているのでしょうか。

単純に考えると26位以下の国々のトイレ事情は順位を下るにつれて、

トイレの紙がない

便座がない

トイレの概念がない

排泄の概念がない

と下がっていくはずです。GDPはおそろしい指標です。

地球上には僕たちの知らない世界・価値観が併存していることを忘れてはなりません…

 

 

僕はホテルのフロントでチェックインを済ませ、ホテルマンに聞きました。

僕「トイレに紙は流せないんですか?」

ホテルマン「流せますよ。」

 

流せるんかい…..そしてホテルマンは日本語ペラペラなんかい…

 

おびえきっていた我々は胸をなで下ろし、涙が頬を伝うのでした…。

 

 

腹が減って仕方のなかった我々は夕方17時ごろ、台北(タイペイ:ひょうきんなおじさんの名前っぽいですが、台湾最大の都市)の街へと繰り出します。

 

我々は事前に本で調べておいた”台湾の食通いち押しの店”、

その名も「阿城切仔麺(アーチヲンチエズィミエン)」
(本ではヲは小さいヲになっています。どうやって発音するんだよ…さっそく文化や価値観の違いを見せつけられてしまった…)

店 本

へと向かいます。

しかしここは大都市・台北。新参者がすぐに目的地へたどり着けるような簡単な街ではありません。

さらに我々は初めて来た街にツッコミむことに金脈を見出してしまいました。

自由散歩

 

イノワキ「いやいや、街並は違うけど見上げる空は日本と一緒なんかい!!」

タグマ「いや、暑いんかい!!」

原「いやいや、なかなか店みつからないんかい!」

イノワキ「いや、トイレ流せるんかい!!」

馬クソ「いや空気悪いんかい…」

タグマ「いやいや、原付二人乗りはするけどヘルメットはしっかりかぶるんかい!」

原「結構歩かされるんかい…」

タカハシ「めちゃくちゃ臭いんかい!」

タグマ「いや、こんな道路に近いところで家族で飯食ってんかい!」

馬クソ「後ろのものはみんなのものなんかい!」

原「いや、現地の人結構俺らを見てくるんかい!」

……迷路のような街の中で日本人の若者5人が自由にツッコミます。

 

そんな自由散歩を続けていくうちに目標の「阿城切仔麺」に到着。いや〜着いた着いた!

店構えは、地元の人が行くような小汚い、しかし暖かい、どこか懐かしい、そして麗しい…いや、トゲトゲしい…?いやいや、芳しい…?香ばしい…?女々しい…? 

 

雰囲気たっぷりの店です。

店全体

馬クソ「めっちゃ良さそうじゃないですか…」

店のおばさん「ハーイ、ドウゾー!」

店のおじさん「イラッシャーイ、日本人ですか?」

イノワキ「はい!」

店のおばさん「イラッシャーイ」

店のおじさん「日本、カブキチョウ?」

イノワキ「いや、違いますけど…」

タグマ「ビールありますか?」

店のおばさん2「ビール、ビン!」

タグマ「どれくらいの大きさ?」

店のおばさん「ビール、チイサイネ(両手で40cmぐらいを示す)」

一同「いやでかいんかい!」

タグマ「じゃあ3本ください」

店のおじさん「カブキチョウ?」

イノワキ「違います」

タカハシ「メニュー全然読めねえよ…」

タグマ「この草みたいなやつください」

イノワキ「これワンタンですか?」

店のおばさん「ワンタンノ、シルナシ、オイシイネ!」

原「これなんですか?」

店のおばさん「チャーシュー、オイシイネ!」

馬クソ「これ一つください」

店のおばさん「一つ、チイサイネ!」

馬クソ「じゃあ3つ」

タグマ「これ、一個50元ですか?」

店のおばさん「サメ?サメ?」

原「サンメ?」

店のおばさん「サメ?」

原「鮫?じゃあそれもください。」

店のおばさん「ガチョウ!オイシイ!」

タグマ「もう実際に見て決めようぜ」

 

…メニューが全く読めません。おばさんは単語ばかり言ってきて、それがどういう料理なのか説明してくれません。なので店頭に並ぶ肉を見て決める事にします。あとおじさんは日本=歌舞伎町という非常に偏ったイメージを持っています。

 

肉肉

様々な肉が並んでいます。指差しながらおばさんに聞きます。

 原「これは?」

おばさん「トンカツ!コレハ、チャーシュー!」

原「じゃあ一つずつ」

イノワキ「これは?」

おばさん「トンソク」

タグマ「これは?」

おばさん「ガチョー!イカ!レバー!」

イノワキ「全部ください。オール一個!」

タグマ「魚とかエビはありますか?」

おばさん「ナイ!イカ!イカ!」

店6

 

…おばさんに言われるがまま注文します。魚介類はイカしか無いようです。

タグマ「原材料だけでめっちゃ頼んじゃった…」

原「オール一個にしときました」

イノワキ「麺も欲しいな。ラーメン食わね?」

タカハシ「とりあえず様子見よう。」

 

 

おばさん「ハーイ、ビールネェ」

一同「乾杯〜」

ビールきて

ビールがやってきてご機嫌のタカハシヨウと騒ぐイノワキ・原。

 

そうこうしてるうちに最初に頼んだ草とワンタンも来ました。

店3

馬クソ「うまい」

タグマ「すいません、このワンタンについてるのチリソースですか?」

おばさん「ケチャップネ」

タグマ「(絶対にケチャップじゃないだろ…)」

イノワキ「いやいやめちゃんこうまいんかい!」

おじさん「観光デスカ?」

タカハシ「観光です」

馬クソ「アジア然としてきたな…」

タグマ「これ40元(日本円で140円くらい)?安すぎるだろ」

原「経営下手かよ」

イノワキ「ラーメン食わね?」

原「しつけえな。待ってろよ。」

しつこくラーメンを頼むイノワキとそれを責めすぎる原の掛け合い

(ちなみにこの旅行では一日中マイクで会話を録音していました。全部聞くのに3日かかります。)

 

しかし安くておいしいお店です。たくさん頼んだ肉類も期待できそうです。

原「うお、きたきた」
店4

どーんと来ました!色々盛り合わせてやってきました。

 原「うまそー」

タカハシ「いただきまーす」

イノ「ラーメン食わね?」

 原「しつけえな」

イノ「ラーメン二つもらっていいですか?」

 

タグマ「うま…」

原「めっちゃうまいな…えー?うんま!!」

タグマ「これ何の肉だっけ?」

原「全っ然わかんねえ…」

馬クソ「これガチョウですかね」

タカハシ「ガチョウうまいな」

馬クソ「ちょっと味うすいですね」

原「イカにワサビつけたら懐かしい〜ってなるぞ」

一同「懐かしい〜…」

原「サメ食ってみ…?何これ?ってなるから」

馬クソ「これサメか……パクっ………..何これ?」

タグマ「いやうまいだろ…..パクっ…………….何これ?」

タカハシ「サメまじでまずいな」

原「ガチョウうめぇぇ」

タグマ「サメは?」

原「サメどれ?….パクっ……………..何これ?

 

…そうです。ガチョウや豚足などはすごく美味いのですが、サメはめちゃめちゃまずいのです。

 

タグマ「骨多いな」

馬クソ「なんか絶対柔らかいって見た目のとこで裏切ってきますよね」

原「骨さえ…」

タカハシ「サメまずいな」

原「何これ、複雑骨折したのかね?」

タグマ「ガチョウの骨めちゃめちゃ固いな」

 

…おいしいのですが、骨が大変なことになっています。一口につき小さい骨が10個ぐらいでてきます。

 

 

イノワキ「ラーメンきた!」

タカハシ「頂きます」

タグマ「めっっっっっちゃ味うすいな……」

原「死ぬ程熱いな…」

 

…ラーメンはめちゃくちゃ味うすく、死ぬ程熱かったのです。

 

 

まあまあな料理を色々と食べ進めていると、店のおじさんがまた近づいてきました。

ちなみにこのおじさん、このように短いジーンズを履いています。

写真

 

 

そしてこちらが

 

光GENJI

90年代のジャニーズアイドル、光GENJIです。

おじさんはあきらかに光GENJIを意識しています。

 

 

光GENJI「トウキョウカラ?」

タグマ「桃源郷?」

原「東京だろ」

光GENJI「カブキチョウ?」

イノワキ「違います。」

原「歌舞伎町はすぐお金とられる怖い街ですよ」

イノワキ「(光GENJIに向かって)money…とられる….歌舞伎町…」

光GENJI「??」

イノワキ「払いたくないのに、money、torareru!」

原「伝わんねえだろ」

タカハシ「英語より日本語のが伝わりそうだぞ」

光GENJI「ニホンデハタライテタ」

馬クソ「え、そうなんですか!歌舞伎町?」

光GENJI「サイタマ」

いや、歌舞伎町じゃないんかい!

原「埼玉いいですよね」

光GENJI「イケブクロ」

原「池袋よく行きます!」

イノワキ「日本によく行きますか?」

光GENJI「5カイ」

タグマ「へえ、5カイも!」

イノワキ「最後に行ったのいつですか?」

光GENJI「サイキンハイッテナイネ」

いや、めちゃめちゃ日本語通じるんかい!

 

…その後も我々が食べていると、ちょくちょく光GENJIが帰ってきて話かけてきます。そこで原が一言。

 

原「なんかあのおじさん、バウンドしてきますね」

 

原の巧みな比喩が出ました。

話をして一度厨房にいき、また話をしにくることを原は「バウンド」と呼びます。

それからの時間、我々は店のおじさん=光GENJIを、「バウ爺」と呼んでいました。

 

タグマ「もうちょっと何か食いたいな。これ何だろう?」

馬クソ「次バウンドしてきたら聞きましょう」

タグマ「あ、バウンド来そう…来る来る…….いや来ないんかい!」

写真

原「台湾ビールうまいっすね」

タカハシ「もうお腹が限界に来てるわ」

バウンド

バウ爺「マダタベル?」

イノワキ「いや、これから夜市(屋台のたくさんあるところ)いくんですよ。ここから近いですか?」

バウ爺「チカイヨ」

タグマ「お酒飲めますかね?」

バウ爺「オサケ、イッパイ。コレ(小指を立てて女を表す)モ、イッパイ。」

原「マジっすか。最近つかまえました?」

バウ爺「ハハハ」

いや、ハハハじゃないだろ…ハハハじゃないだろ!!!!!

イノワキ「タクシーで行ったほうがいいですかね?」

写真

また帰っていきました。

 

タグマ「いやーでも台湾楽しいですね」

タカハシ「そうだな」

馬クソ「この旅行楽しくなるぞ…」

バウンド 2

バウ爺「タクシーハ4ニンマデダヨ」

バウンドしてきました。

イノワキ「5人は乗れないんですか?」

バウ爺「ノレナイヨ」

イノワキ「へえ、そうなんですか。夜市って何時までやってるんですか?」

写真

帰っていきました。

馬クソ「バウ爺と一緒に写真とりたいですね」

原「いいな、とろうぜ」

タカハシ「次のバウンドの時に頼もう」

バウンド 2

バウ爺「ヨイチ、11ジマデネ」

バウンドしてきました。

イノワキ「写真とりませんか?」

バウ爺「ヨイチ、シャシン、トレル」

イノワキ「いや、夜市の写真はとらないんですけど、一緒に写真とりませんか?」

バウ爺「エ、ワタシ?」

馬クソ「はい!とりましょう!」

 

….

 

バウ爺

めちゃくちゃいい写真がとれました(馬クソ撮影。左からイノワキ、原、タカハシ、タグマ。中央下がバウ爺。”外に広がっていくタイプのピース”をしています。)

 

そんなこんなでバウ爺との別れを惜しみながらも、まあまあおいしく楽しかった「阿城切仔麺」をあとにします。

みなさんも台北に行くことがあったら是非、「阿城切仔麺」に来店し、バウ爺と話してみて下さい。

運が良ければ、あなたにもバウンドしてくれるかもしれませんよ…。

 

最終バウンド

次回はいよいよ台湾名物、夜市へ!

 

 

 

 

独特の言語センスからメンバー内の流行を生み出す教祖。
即興に強く、フリップには何も書かずにとりあえず挙手する。
流れやルールがあるととにかく壊したくなる病気にかかっている。